会期・11/14(Fri)・15(Sat)10:00-17:00>
会場・旧朝日屋酒造(廃蔵)/gallery CONNECT PLUS
ヒグマ春夫/Higuma HARUO(映像作家・美術家
KIBARU Arts Festival 2025 11/14(Fri)・15(Sat) 10:00-17:00~記憶を繋ぐ~
会場となった酒蔵は朝日酒造が80年近く開業していた蔵だった。ここ何十年間かは放置に近い状態になっていた。2024年に訪れたとき、この空間で何かやりたいと想った。
今回会場を訪れたとき、彫刻家・森貴也さんがインスタレーションをほぼ完成の状態にしていた。なのに何かがしっくりとこない。考えてみると森さんの作品が一体も見当たらない。森さんにお願いした。森さんの作品を組み込んでほしいなと。次の日会場を訪れた時インスタレーションは完成の状態だった。そこには木材を圧縮してでできた作品が何十体も配置され重量感を感じさせるものだった。この空間に映像を投影するのが楽しみになった。7000ルーメンのビデオプロジェクターが用意された。このプロジェクターは映画を上映するものらしく、被写体と光源との距離は、レンズを交換して使うものらしい。レンズは近・中・遠と3本あった。
古い酒蔵は建物を支える梁の構想が複雑に絡みあい、その梁の形も様々で曲がりくねったもの、直角のもの等々。その梁は自然のままの木をうまく組み込んでいて、ただ支えているだけなのに、美的で構造的な美しさを感じるところがある。昔の人はよく工夫したものだと感心する。そこに映像が投影すると、さまざまな映像の梁が浮かび上がる。映像は彫刻作品にも投影された。映し出された梁を眺めるだけでも十分に楽しめた。しかし、10:00-17:00の時間帯はまだ明るい。どんな効果がでるか未定。18:00過ぎに映し出した映像とは違いが際立った。が、時間を紡ぎながら観る空間の移りようもまたいいものだった。時間と共に人の関わりかたも変えていった。(プロデュース・山﨑奈緒美/撮影・森貴也・見藤素子)