ヒグマ春夫/Higuma Haruo's visual installation
ヒグマ春夫の映像インスタレーション
会期・2025年2月3日(月)~2月8日(土) 開廊・13:00-20:00
会場・銀座 K’s Gallery/中央区銀座1-13-4 6F/TEL:03-5159-0809
NOUKON2024 撮影:多田正美
NOUKON2024
第14弾 連鎖する日常/あるいは非日常の6日間
ヒグマ春夫の映像インスタレーションとコラボレーション
19:00〜コラボレーションタイム 最終日:18:00〜・当日2000円 予約1500円
この企画は異なるアーティストを招いて、ヒグマ春夫の映像インスタレーションとコラボレーションをおこなうライブパフォーマンスです。今年で14年目になります。次の
Webサイト
で記録をみることができます。
<プログラム>
2月3日(月)横滑ナナ(舞踏)
2月4日(火)LINA/里奈(写真家・舞踏家)
2月5日(水)丹下一(演出・俳優)
2月6日(木)田中庸介(詩)
2月7日(金)佐藤ユリカ(舞踏と音)
2月8日(土)森下こうえん(舞踏)
横滑ナナ Nana YOKOSUBERRY(舞踏)
1967年東京都出身。舞踏家大森政秀に師事。2006年よりテルプシコールを中心とした舞踏ソロ活動開始。 作品では、現代人が抱える生き難さゆえの数々の事件の闇をテーマとし、自己検証も絡めた内容にて上演、2011年「とんがらづき」(東電OL殺人事件より)にて第43回舞踊批評家協会新人賞受賞。 ヒグマ春夫さんの映像が皮膚を皮膜を内臓を貫通する。 空っぽの器はたぷたぷとクラゲのごとく異次元を漂うのだ。 密室でありながら深海のごとく明暗の境なく広がる壁の向こうの花園に向かう。写真 小野塚誠
LINA/里奈 (写真家・舞踏家)
紗幕に浮かんだ映像と身体が重なる瞬間、それが客席からどのような光景として見えるのかを想像しながら歩いていると、ふと月と出会った。薄雲に隠れたり現れたりする三日月だ。虚と実の稽古を思い出す。そのような幻想性を、果たして舞台で表現できるだろうか。 映像の中に身を置くことは、普段カメラを手に自然の中に佇む感覚に近い。今回映し出されるのは、田圃から姿を消した農具。悲哀も感じるが、前回の映像では農具は万華鏡のごとく移ろう光となり、農具の魂が昇華していく気配を感じ、共に舞うように身を任せた。今回どのように感じ取れるだろうか。感じたものを、写真家の目線で、舞台で膨らませてみたい。 -プロフィール-
東京とパリで個展を開催。写真家の活動を続ける中で舞踏に出会い、舞踏の場で立ち現れる身体の幻想性に魅了され、自らも舞踏の稽古を始める。大野一雄舞踏研究所で故大野慶人氏を師事。写真: Chihaya T. Watanabe
丹下一 たんげ まこと(俳優・演出)
丹下 一(たんげ まこと) 1983年、在学中から現代演劇の活動を開始。国内各地の民俗芸能、「古事記」「平家物語」などを学び、江戸馨さんとのシェイクスピア朗読も20年を超えた。各地で「日本」のエッセンスを探る現代演劇品を創り続けている。プレイバックシアターのチームで東北3県を巡った体験をもとにした「東北の震災を思う」ための演劇「Hamlets」ver.0-10、「H/ash」ver.1-2などヒグマ春夫さんとの作業も10年以上。銀座K’s Galleryもいつの間にか「お馴染み」に。だからこその、毎回新鮮なチャレンジの場です。Tama+ project主宰。http://tamaplusproject.com/
田中庸介 たなかようすけ(詩)
1969年東京生。詩人、細胞生物学者。1988年「ユリイカの新人」としてデビュー、詩誌「妃 kisaki」を創刊、現在まで26号を刊行。詩集に『ぴんくの砂袋』(思潮社、第37回詩歌文学館賞)、『空気の日記』(書肆侃侃房、共著)など5冊。この冬は東京大学アートセンターのリアル化イベントで大忙し。ぜひ本郷キャンパス・通信機械室におでかけください。https://www.acut2024.com/
佐藤ユリカ (舞踏 朗読 音)
笛類と歌で音楽活動を続ける中、2016年より大野一雄舞踏研究所にて大野慶人氏に学ぶ。自分の表現を、玄妙舞踏と名付け、小さく弱いものの魂、場に行き交う生きざま、そして「いま」を見つめながら浄化と再生を踊る。美術作品や朗読と踊るのを好み、時々笛を吹く。 ヒグマさんが出会われ、作品となった古い農耕具に思いを馳せると、忘れられてしまうものたちが、胸をふっと通過します。 蘇り進化し続ける農耕具が身体を囲み、入り込んだ瞬間に出てくるのは果たしてどのようなものでしょう。 撮影 : Chihaya.T.Watanabe
森下こうえん (舞踏)
今世紀初頭より突如身体パフォーマンス開始。ソロ、デュオ、さまざまなものたちとのコラボレーションを継続中。 気になることはカラダと意識。意識を通したカラダ、カラダを通した意識。空間、バランス、歪み。異化と同化と水。まあるいやつと銀河。 ヒグマ春夫さんとは10数年ぶりのコラボレーション。楽しみです。