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幸せの黄色いリボン 2004/ヒグマ春夫
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「黄色」は世界で最も大切にされている色の一つです。イギリスでは「身を守るための色」として生まれました。黄色いハンカチ、黄色のネクタイなど身につけるとその身を守ことができると昔から言い伝えられています。アメリカに渡ったその「黄色」は、その姿を「黄色いリボン」として、「愛する人の戦場での無事を祈り帰還を願う」シンボルとなったのです。「黄色」は世界各国の人々に「命に関わる大切な色」とし「愛と信頼と尊敬」を表す色として拡がっていったのです。日本には「黄色いハンカチ」という映画がありました。 黄色のリボンを円形に並べるインスタレーションは、黄色の意味を背景としながら美術作品として独立させようとしています。 円にこだわりました。円にはエネルギーを収集する力があり謎めいているからです。コンパスで描かれた「円」は、見た目には「円」に見えますが、正確には円でないことは誰でも知るところです。植物の葉っぱに落とされた水滴は表面張力で円くなっています。新月の月は満月に向うに従って円くなって行きます。円い形には不思議な魅力が漂っています。実はこの不思議感は音を通して科学的に証明されています。円周率はπで現しますが、π=3.1415926535837932384626・・・まだまだ永遠に続きますが、この数字を1-ド、2-レ、3-ミと音に変換すると和声進行の曲になっているのです。輪廻転生も円環・循環から導きだされたものです。 「幸せの黄色いリボン」は、アースワークであり、インスタレーションであり、パフォーマンス空間であり、語らいの場です。いつもエネルギーが充満しています。そして、コミュニケーションの装置として「幸せの黄色いリボン」はあるのです。 そして、このプロジェクトは、持続して行くことで成熟し、成長して行く作品として捉えています。 |
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幸せの黄色いリボン/九州バージョン 構想・映像:ヒグマ春夫 身体:不動まゆう |
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2004年8月25日(水) 会場:佐藤宅の庭 |
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2004年8月26日(木) 会場:伝照寺 協力:佐藤孝子 |
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2004年8月27日(金) 会場:耶馬渓 楠の下 協力:中島信男 |
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2004年8月28日(土) 会場:豊後・大山 ひびきの郷 |
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2004年8月29日(日) 会場:日隈宅 銀杏の木ノ下 |
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チラシ/ポスター制作 記事:大分合同新聞/西日本新聞 |
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