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芝山アート展2002/Faces by Higuma Haruo
 

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  芝山アート展2002/[Faces]
[芝山千代田駅]で電車を降り構内の階段を下って、そのまま1階正面の改札口を出る。左に曲がるとバス乗り場があり、そのままバスに乗るとする。すると構内に展示してあった"Faces"という作品には出会うことはない。"Faces"という作品は、階段を上って行く時に見えるようにインスタレーションされている。(芝山千代田駅は、成田空港の航空機を目の前にした新駅で2002年10月26日にオープンした。1980年代、「白いオブジェの為に」と題したパフォーマンスをシリーズ化し、画廊・美術館・野外等で展開していた時期があった。コンセプトは、この作品と非常に良くにている。人に表と裏があるように、階段にも表と裏がある。さしずめ階段を上って行く時見える面が表で、降りる時見える面が裏と言うことになる。当然"Faces"という作品は、階段の表面にインスタレーションされてある。階段を使ってのインスタレーションは、今回が初めてではない。1999年新宿の高層ビル街でインスタレーションをしたことがある。この時の題名は「川の流れのように」だった。ミズについては、以前からずっ〜と興味を持っていた。今回インスタレーションに使った写真は、コペンハーゲンで撮った。コペンハーゲンの街は、水に囲まれた街だった。そこでとても不思議な彫刻と出会った。彫刻そのものが不思議だった訳ではない。彫刻のある場所が不思議だった。その場所は、橋の上から覗ける場所にあった。彫刻作品の頭の所まで川につかっていた。橋の上から見るとその状態がとても不思議に見えた。その近くに古い建物があって、古い建物の周りに沢山のディスマスクが飾り付けてあった。建物は元証券取引所で1619年から1625年にかけてクリスチャン4世によって建てられたものらしい。現在はデンマーク商業・貿易センターの本部となっており、メッセ会場としても使われている。屋根からそびえたつ「龍がからまった塔」はよく知られているという。龍は、海を割って天空にのぼる。作品"Faces"は、コンピューター処理され273枚の画像からできている。(2002年10月)