ミメーシスする身体・反復の精神

●シリーズミメーシスする身体 Vol.6
 [デジタルとアナログ]
 ビデオ・インスタレーション
 会期:2001年2月5日(月)〜2月11日(日)
 会場:Oギャラリー
 
 Video Installation:ヒグマ春夫
 
 コラボレーティブ・パフォーマンス
 日時:2001年3月19(月)/20(火)開演7時
 会場:キッド・アイラック・アート・ホール
   
「水と四つの月」
 作・構想・映像:ヒグマ春夫
 出演:宮下恵美子(ダンス)
    深谷正子(ダンス)
    武田英子(ダンス)
    伊藤郁女(ダンス)
    平石博一(音楽)
      
 主催:CT-Project
 協力:キッド・アイラック・アート・ホール
    Oギャラリー
 助成:芸術文化振興基金助成事業

ミメーシスする身体

 大樹に耳を当てると、水の動く音がするのを聞いたことがある。大地に耳を近付けると水脈の鼓動が聞こえると云う。唯一この地球上で可能性があるとすれば、それは海だけである。と云う言葉をみつけた。可能性と云うキーワードを持って海を見にいった。それは、千葉県の九十九里浜海岸であった。海を見たのが始めてだった訳ではない。しかし、海を前にして、押し寄せてはひきかえす波の動きを見ていると、波動を感じる。波動が中心に集中し、「球体の波」が浮遊している。波動の円環との出会い。そこは海と陸との狭間だった。