Rewind   記憶の覚醒・ヒグマ春夫 1976-2007

 写真を見ながら記憶を覚醒し、再現してみたいとおもっている。それも単なる再現というより再構築としての作品の誕生である。


 (注1)「AからBへ」は、1977年1月に東京都美術館で発表した作品である。作品には写真が組み込まれてあるが、たぶんこの頃、写真からモノへ、モノから写真へということを考えていたのではないかとおもう。


 (注2)「phase」という作品の写真がある。この作品も写真が組み込まれている。 「phase」の展示空間の中に報告として発表した写真がある。(注3)1976年に長崎県加津佐海岸で撮影した写真である。白いビンの形をしたところに1本のビンが置いて撮っている。この白い形は、一升瓶に吸い殻が入っているところを撮った写真を、シルク印刷したものである。その写真を砂浜におきその横に、一升瓶を置いている。写真を見た人が吸い殻をビンに入れる瞬間を観察しょうというものである。このプランは、砂浜に限らず画廊やホール等でも行った。この構造自体は「写真からモノへ、モノから写真へ」と同類だが何故「吸い殻」なのかについては後で述べることにする。


 1976年に村松画廊で発表した「phase」は、樹の丸太が中央に3本立ててあり、その周りの壁面に写真を展示したインスタレーションである。詳しく説明すると、丸太には三角形、円形、四角形の写真が埋め込んである。その写真は、丸太の写真を埋め込んだ部分を撮った写真である。ここでは写真を元の場所に返すという意味あいもあるが、「写真からモノへ、モノから写真へ」ということでもある。(注4)壁面に展示してある写真は、写真が埋め込んである丸太を撮った写真である。

 
デジタルスケッチ/2007年2月
 
 
上の2点は、(注1)から再構築したデジタルスケッチである。
  
Haruo Higuma Exhibition
COLD CORTEX WORKS
2007. 6/21(thu)-8/14(tue)