ヒグマ春夫の「映像パラダイムシフト」は、映像とはいったい何だろう、映像が関わるとどんなことが可能になるのだろうか、といったようなことを追究しています。
・映像インスタレーション
・異なるジャンルとのコラボレーション
・パフォーマンス

"Perception on a fractal line"/水べの知覚

「fractal line 海べの知覚」は、東日本大震災以後シリーズ化したインスタレーション&コラボレーションです。まず海辺に足を運ぶことから始まります。今、海べで何が起きているのか? 何が起ころうとしているのか? 何が起きたのか? がキーワードになっています。

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"Perception on a fractal line" by Haruo Higuma
Place:Yu Sakuragaoka Gallery
November 18, 2016 (Friday) Current progressive outdoor exhibition-2016

"Perception on a fractal line"

いわき市田人町で、「アートミーティング-田人の森に遊ぶ-2016」が開催された。わたしは映像インスタレーション「海べの知覚/杜の知覚」を考へ、その会場でダンサーとの映像パフォーマンスを組み込んでいた。映像インスタレーションの会場となったのは、旧田人第二小学校・理科室だった。理科室には実験で使ったであろうビーカや虫かご、皿、ボール、何故か何台もの電気炊飯器などや、壁面には実験の段取りを組んだ手書きのプラン表やその時の様子を写した写真が鋲で何枚も張付けてあった。こういった物は出来るだけそのままの状態でインスタレーションを構成した。
勿来海岸と岩間海岸に向かった。勿来海岸より岩間海岸の方が3.11の津波被害は大きかったと聴いた。今、砂浜や波、テトラポット、ペットボトル、空瓶等々にカメラを向けても当時の面影は浮かんでこない。しかし、何か違う光景を感じる。見えない何かがわたしの中で生まれつつある。

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"Perception on a fractal line" by Haruo Higuma
"ART MEETING 2016” -Play in the Forest of Tabito-

"Perception on a fractal line"

連鎖する日常/あるいは非日常・展は、ヒグマ春夫が映像インスタレーションを行い。その空間に異なるジャンルのアーティストを招いてコラボレーションを行うシリーズです。

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"Perception on a fractal line" by Haruo Higuma
February 13 - February 18, 2017
Place:Ginza K's Gallery

"Natural Feeling"

ECHIGO-TSUMARI ART TRIENNIAL 2009
In the center of the piece is a small house made both inside and outside of glass. Inside, which fits just one person, water drips gently down from the ceiling. Around the house outside are photographs of people taken during their visit there. The artist continues to take photos and colleect them, and they grow in number everyday. Because visitors become a part of the piece, in encourages them to come again. Events are held here with the partcipation of musicians and dancers.  

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"Natural Feeling" by Haruo Higuma
ECHIGO-TSUMARI ART TRIENNIAL 2009



"Invention / Miz and water"

わたしには、「水」をテーマとした作品が幾つかある。その中には、「水」という漢字をデザイン処理し、アニメーション化したタイポグラフィー的な映像だったり、川に薄いアクリルミラーを立て、まわりの景色と水を融合させる試みだったりする。中には、丘にビデオモニターを何台も積み重ね、海や川の映像とリアルタイムの映像を同時に映しだす同時性を目的としたビデオトーテムがある。また水の映像をダンサーに投影するプロジェクションアートだったり、水の入った円形プールに天井から水滴を落とす落下水・思索といった一過性を追求した作品もある。そして、今回のように無数の水が入ったクリアカップを山のように積み重ねるレディメード的だったりする。他にもライフワーク的な水の採集があり、世界の水の採集し小さなビンに詰めている。こんな一つ一つの営為は、水と人間との営みであり、いい換えれば自然をテーマにした環境問題への提示でもある。あるいはロゴス的芸術との共生を視野にいれた自然をエロスと見立てた芸術ともいえる。

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"Invention / Miz and water" by Haruo Higuma
September 3 - October 23, 2005
Place:POLARIS☆The Art Stage